10種類のパーソナリティ障害と分類
今日はパーソナリティ障害に関して復習しました。
パーソナリティ障害とは?
平均より著しく偏った思考や行動。
厄介なのは本人の自覚が無い事!!!
(自分はパーソナリティ障害では?
って自覚出来る人は大丈夫だと思います。)
注意点は、病気じゃない事!!!
うつ病とか発達障害とかと相関は有るけど
混同してはいけない。
(個人的には精神科医の領域じゃなく、
カウンセラーやセラピーの領域だと思うんだよね。)
あと、当事者の行動は社会から逸脱していても、
決して間違っているわけでは有りません!
個人的にはパーソナリティ障害は
性格の少数派だと思っている。
パーソナリティ障害は3つに分解され
細かくすると10種類に分類されます。
【A群 奇異型】
●妄想性パーソナリティ障害
風変わりで自閉的で妄想を持ちやすく奇異で閉じこもりがちな性質を持つ。
●スキゾイドパーソナリティ障害 (シゾイドパーソナリティ障害)
世の中(人)は危険で信用できないとして、陰謀などを警戒しており、自己開示しない
とにかく1人で行動し、友人を持たず1人で暮らすことを望む
※孤独を好む(ADHDと近い)
※ボーっとする
●統合失調型パーソナリティ障害
幻覚や妄想といった統合失調症と診断されるような症状はなく、病的ではない程度の風変わりな行動や思考を伴っており、人生の早期に表れそして通常一生持続する。しかし、現在ではより受け入れられやすいアスペルガー障害とすることも多い
【B群 劇場型】
感情の混乱が激しく演技的で情緒的なのが特徴的。ストレスに対して脆弱で、他人を巻き込むことが多い。
●反社会性パーソナリティ障害
少年期の素行症による非行の段階を経て、利己的で操作的な成人となり、人を欺くが周囲には気づかれにくい。中年になると落ち着くことも多い
●境界性パーソナリティ障害 (BPD、ボーダー)
他者に大きな期待を抱き、非現実的な要求によって人を遠ざけてしまったり、喪失体験をしたときに、自傷行為に至ることがあり、不安定な自己の感覚や人間関係があり、衝動的な側面を持つとされる。
※10~20代女性多く情緒不安定
※自傷行為やうつ(メンヘラと揶揄)多い
※愛着障害とリンクする事が多い
※中途半端に関わってはいけない。(死に関わる事もある)
●演技性パーソナリティ障害
自己顕示性が強く、その時に演じている役柄に影響され、大胆に振る舞う
※服装が派手
※嘘つき
※自信がない
●自己愛性パーソナリティ障害
他者に賞賛を求め、自分が特別であろうとし、有名人との関係を吹聴したり、伝説の人物のつもりでいて、他者の都合などは度外視している
※一見魅力的、罪悪感がない、自分ファースト、自慢話多い、異性やお金にだらしない
※ありのままの自分を愛せない、中身はしょぼい、嘘の自分⇒二面性
※甘やかされた
【C群 不安型】
不安や恐怖心が強い性質を持つ。周りの評価が気になりそれがストレスとなる性向がある。
●回避性パーソナリティ障害
人付き合いが苦手であり、批判や拒絶に敏感であり、新たな関係を避けがちであるが、スキゾイドパーソナリティ障害とは異なり、人間関係は希求しており、親しい人を何人か持っている。青年期前後にさらに回避的になってくることがあるが、加齢と共に寛解してくる傾向
※引きこもり、他人から見捨てられる恐怖、バーチャルへ依存、他人の何気ない言葉に傷つきやすい
※自信がない、どうせ。。。
●依存性パーソナリティ障害
何かを決めることも、身の回りのことも手助けが必要であると感じている
●強迫性パーソナリティ障害
完璧主義であり、他者に仕事を任せられず、くつろぐことも、気のままに行動することもできない
※DSMによる分類『精神障害の診断と統計マニュアル』
大切なことは程度問題で人は誰もが個性という障害を抱えているという事。
もちろん、ぴったりと当てはまる人はいない。
人の個性は人それぞれ。
画一的に捉えては決していけない!!と自戒も込めて。